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HV車のバッテリー始動トラブル

車が動かなくて困る女性イメージ

近年、燃費性能や静粛性の高さからハイブリッド車(HV)を選ばれる方が増えています。
一方で、「エンジンに問題はなさそうなのに車が動かない」「ある朝突然、電源が入らなくなった」といったハイブリッド車特有の始動トラブルの相談も増えてきました。

こうしたトラブルの多くは、意外な部分に原因があります。

■ ハイブリッド車には2種類のバッテリーがある

ハイブリッド車には、大きく分けて次の2種類のバッテリーが搭載されています。

  • 駆動用バッテリー
     モーターを動かすための高電圧バッテリー
  • 補機バッテリー
     車両システムや電装品を起動させるためのバッテリー

始動トラブルで問題になりやすいのは、駆動用ではなく補機バッテリーです。
補機バッテリーは、ガソリン車でいうところのバッテリーと役割が近く、車のシステム全体を立ち上げる重要な役目を担っています。

■ 補機バッテリーが弱るとどうなる?

補機バッテリーが劣化すると、次のような症状が起こることがあります。

  • 電源が入らない
  • メーターが点灯しない
  • スタートボタンを押しても反応がない
  • 警告灯が複数点灯する

エンジン自体に異常がなくても、システムが起動できなければ車は動きません。
特に冬場は気温低下によってバッテリー性能が落ちやすく、朝一番でトラブルが表面化しやすい傾向があります。

■ 劣化に気付きにくいのが最大の注意点

補機バッテリーの厄介な点は、普段の運転では不調に気付きにくいことです。
ガソリン車のように「セルの回りが弱い」といった分かりやすい前兆が出にくく、

  • 前日まで普通に乗れていた
  • 警告灯も出ていなかった

という状態から、突然動かなくなるケースも少なくありません。

■ ジャンピングスタートとは?

ジャンピングスタート イメージ

ジャンピングスタートとは、バッテリーが弱ってエンジンやシステムが始動できないときに、他の車や専用機器の電力を一時的に借りて車を動かす方法です。
ブースターケーブルやジャンプスターターを使い、外部から電気を供給することで、エンジンや車両システムを立ち上げます。

ジャンピングスタートは応急処置にすぎない

補機バッテリー上がりの場合、ジャンピングスタートで一時的に復旧することは可能です。
しかし、これはあくまで応急処置であり、根本的な解決ではありません。

一度弱ってしまった補機バッテリーは、再び同じトラブルを起こす可能性が高く、特に寒い時期は再発リスクが高まります。
「一度助かったから大丈夫」と安心せず、早めの点検・交換が重要です。

■ 補機バッテリーの点検・交換目安

補機バッテリーの寿命は、使用状況にもよりますが3~5年程度が目安とされています。

  • 走行距離が少ない
  • 短距離走行が多い
  • 夜間走行や電装品の使用が多い

こうした条件が重なると、劣化は早まります。
冬を迎える前や、車検・点検時に電圧チェックを行うことがトラブル予防につながります。

ガソリン車の始動トラブルについての記事はこちら

ハイブリッド車の始動トラブルは、原因の切り分けが重要です。
補機バッテリーなのか、電装系なのか、システムエラーなのかを正しく判断するには、専門的な点検が欠かせません。

カー・ドクターでは、ガソリン車はもちろん、ハイブリッド車の点検・バッテリー診断にも対応しています。
突然のトラブルを防ぐためにも、「少し気になる段階」でのご相談がおすすめです。最所産業のアポロステーション(ガソリンスタンド)として、新出光(IDEX)の特約店として提携し、久留米市内4箇所にてご相談を受け付けています。

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