車検の見積もり、言われるままでいい?追加費用の判断基準を整備士が解説
こんにちは!久留米市でカーライフをサポートする「車検・リペアのカー・ドクター久留米」です。
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この記事は、シリーズ「久留米で車検を選ぶ前に知っておきたいこと」全6回の第2回です。新しい記事が公開されるたびにリンクを追加していきますので、ぜひシリーズを通してご覧ください。
第1回:ディーラーじゃなくても大丈夫?車検を受けられる場所と選び方を整備士が解説
第2回:車検の見積もり、言われるままでいい?追加費用の判断基準を整備士が解説

車検に出したら、「追加で費用が発生しました」と連絡が来た——そんな経験はありませんか
「断れるの?」「これって本当に必要なの?」と思いながらも、専門的なことはよくわからないし、結局言われるままに承諾してしまった、という方は少なくありません。
追加費用のすべてが不要というわけではありませんが、内容をきちんと理解したうえで納得して進めることが、安心できる車検につながります。 今回は、追加費用が発生する理由と、「今やるべきか・次回でいいかの判断基準を整備士の立場からわかりやすく解説します。
この記事の目次
- そもそも追加費用はなぜ発生するのか
- 追加費用が発生する代表的な3つのパターン
① 消耗品の交換
② オイル・液体類の交換・補充
③ 不具合箇所の修理 - 「今すぐ必要」と「次回でいいか」の判断基準
- 信頼できる工場かどうかを見極めるポイント
- まとめ:追加費用は「内容を理解してから判断」が基本
1. そもそも追加費用はなぜ発生するのか
車検の費用は、大きく「法定費用」と「基本費用」の2つに分かれます。法定費用は国に納める固定の費用で、どの業者でも金額は変わりません。
追加費用が発生するのは、基本費用に追加される整備費用の部分です。車検の見積もりは「基本的な点検作業」をベースに作成されますが、実際に車を点検してみると、基本作業の範囲外で交換が必要な消耗品や不具合が見つかることがあります。これが追加費用として発生する主な理由です。
つまり追加費用は「業者が費用を上乗せしている」のではなく、点検して初めてわかった整備の必要性から生じるものです。ただし、その内容が本当に必要かどうかを判断するためには、ある程度の知識が必要です。
車検費用を詳しく知りたい方はこちらへ
▶️ 車検費用について
2. 追加費用が発生する代表的な3つのパターン
① 消耗品の交換
ブレーキパッド・ワイパーゴム・エアフィルター・タイヤなど、使用によって劣化する部品の交換です。これらは車検の基本点検で状態を確認し、基準値を下回っている場合に交換が必要となります。
判断のポイント
残量・劣化の程度を数値や目視で確認できるか聞いてみましょう。「もうすぐ限界です」という説明だけでなく、「ブレーキパッドの残りが3mmです」のように具体的な数値で説明してもらえる工場は信頼できます。気になる場合は、実際に該当箇所を見せてもらうことも遠慮なく申し出てみてください。
② オイル・液体類の交換・補充
エンジンオイル・ブレーキフルード・冷却水・パワーステアリングフルードなどの交換や補充です。これらは定期的な交換が必要なものですが、前回の交換時期によって必要性が変わります。
判断のポイント
前回の交換時期・走行距離を記録しておくと、「本当に今必要か」の判断材料になります。手元にない場合は整備士に確認してみてください。
③ 不具合箇所の修理
点検中に発見されたゴム部品のひび割れ・灯火類の不具合・ベルト類の劣化などです。保安基準に関わる箇所は車検を通過するために対応が必要ですが、そうでない箇所は優先度を判断できます。
判断のポイント
「これは車検に通るために必須ですか?」と直接聞いてみましょう。誠実な整備士であれば、必須かどうかを明確に答えてくれます。
3. 「今すぐ必要」と「次回でいいか」の判断基準
追加費用の内容は、大きく以下の2つに分けて考えることができます。
今すぐ対応が必要なもの
- 保安基準に関わる箇所:ブレーキ・ライト・タイヤの溝など、基準値を下回っている場合は車検を通過できないため、対応必須です
- 放置すると重大トラブルにつながるもの:冷却水の漏れ・ブレーキフルードの著しい劣化など、安全走行に直結するものは早急な対応が必要です
次回の車検や定期点検まで様子を見られるもの
- 消耗品がまだ基準値内に収まっている場合
- 不具合が軽微で、安全走行に影響しない箇所
「次回でいい」と判断した場合でも、工場側に「次回の車検までに確認が必要な箇所」としてメモしておいてもらうと安心です。カー・ドクターでは、今回対応しなかった箇所も含めて整備記録に残し、次回の点検時にお知らせする体制を整えています。
4. 信頼できる工場かどうかを見極めるポイント
追加費用そのものが問題なのではなく、その説明や対応の仕方に工場の誠実さが表れます。以下のポイントを確認してみてください。
- 事前に連絡・説明がある:作業前に必ず連絡があり、内容と金額を説明してくれるか
- 断ることができる:追加整備を断っても、基本の車検作業は進めてくれるか
- 根拠を示してくれる:「なぜ必要か」を数値や目視など具体的な根拠とともに説明してくれるか
- 記録が残る:整備内容が記録され、後から確認できるか
[カー・ドクターの追加費用への対応]
カー・ドクターでは、点検中に追加整備が必要な箇所が見つかった場合、必ずお客様にご連絡し、内容・費用・必要性をご説明したうえでご承諾をいただいてから作業を進めます。
「今回はお断りする」というご判断も、もちろん承ります。その場合も、次回の点検時にあらためてご確認できるよう、整備記録に残しておきます。「何をどこまでやってもらったかわからない」という不安が残らないよう、透明性のある対応を心がけています。
まとめ:追加費用は「内容を理解してから判断」が基本
今回のポイントを整理します。
- 追加費用は点検で初めてわかった整備の必要性から生じることが多い
- 保安基準に関わる箇所・安全走行に直結する箇所は今すぐ対応が必要
- それ以外は「今すぐ必要か・次回でいいか」を整備士に確認して判断できる
- 事前連絡・説明・断れる体制があるかどうかが、信頼できる工場の見極めポイント
「追加費用が出ました」と言われたとき、内容を理解したうえで判断できるかどうかが、納得のいく車検につながります。わからないことはその場で遠慮なく質問してみてください。きちんと説明してくれる工場であれば、きっと丁寧に答えてくれるはずです。
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来月のコラムでは、シリーズ第3回「車検に出す前にやっておくべき準備|当日までのチェックリスト」を解説します。はじめて車検を受ける方や、「当日何を持参すればいいかわからない」という方はぜひご覧ください。
この記事はカー・ドクター久留米の整備士が監修しています。1952年の創業以来、久留米市内4店舗で地域のカーライフを支えてきた実績をもとに、正確な情報をお届けします。



